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WITHコロナの時代はデジタル資産を持とう

更新日:10月13日

皆さんは、新しい生活様式に慣れましたか? 新しい生活様式は、一言で言えば、人と接するなということですよね。買い物はなるべく通販を利用し、店舗に行くときは空いている時間帯に行く。レジに並ぶときは、ソーシャル・デイスタンス、他人と距離をもうけて(2メートル)並ぶ。公共交通機関は、なるべく利用せずに、仕事はできるだけ自宅でテレワークで業務を遂行する。会社に行く必要があるときは満員電車を避け、なるべく空いている時間帯に移動する等々です。

基本的には、ウイズコロナの時代は、3つの「蜜」を避けて暮らしましょうということです。3つの蜜とは、密集(多数が集まる場所)、密閉(喚起の悪い空間)、密接(間近で会話や発声をする場面)で、この3つの蜜がそろうと集団感染のリスクがあると言われています。

皆さんがご自分の財産管理をする場合でも、この新しい生活様式を意識する必要があります。銀行預金取引をするのに、銀行の窓口に行くことや、ATMに並ぶということはなるべく避けた方が無難です。銀行に行くと大勢の方が待っているケースがあり、蜜の生じるリスクがありますし、ATMの操作にしてもタッチパネルに触れることでコロナウイルスが付着するかもしれません。銀行に行くために電車に乗る場合は、電車の中でコロナウイルスに接する可能性もあります。証券会社に行く場合も同じ事が言えます。

このようにウイズコロナの時代では、外出しないのが最も感染リスクが低いということになります。したがって、ウイズコロナの時代では、皆さんの財産はデジタル資産にして、インターネットを使って自宅で管理することが最も安全なウイズコロナの時代の対応ということになります。

もし、皆さんの中で、まだ銀行取引を、通帳と印鑑を持って銀行に出向いて行ってお取引をされておられる方がいる場合は、早急にパソコンやスマートホンでインターネットで取引ができるように手続きを進められることをお勧めします。幸いにも最近はどこの銀行でもインターネットでの取引に対応してきています。通帳の使用をやめさせて、インターネットでの入出金明細に変えてもらいたいと考えている銀行も多いと思います。通帳の作成にはコストがかかるので、銀行にとっても、インターネットで取引をしてもらう方が望ましいからです。

ウイズコロナが良い機会だと思いませんか?もし、ネットでの銀行取引や証券取引をまだ始めていないのなら、外出するとリスクがあるこのウイズコロナの時代に、ネット取引をぜひ初めてください。それがウイズコロナの時代の相続対策の第1歩です。財産は、デジタル資産で保有し、資産運用は自宅でネット取引する。これがウイズコロナの時代の資産管理ではないでしょうか?

令和3年10月13日(水)

公認会計士

小林茂夫

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